客室乗務員から異業種への転職のコツ~特にCAが注意すべきポイント~
みなさん、こんにちは。
今回は、CAから異業種への転職の際のコツについて、特にCAだからこそ注意すべきポイントに焦点を当てながら、お伝えしていきたいと思います。
この記事を読むと、
- 面接の際のコツやポイントがわかります
- 特にCAだから注意すべきポイントがわかります
- 転職に向けて勉強・準備しておくべきことがわかります
まず、どんな人間がこの記事を書いているんだよ?と思う方の為に、参考までに以下が筆者のこれまでの歩みです↓
2021年7月 国内大手航空会社 退社
2021年8月 Web広告制作会社 入社
2021年10月 Web広告制作会社 退社
2021年1月 人材紹介会社 入社予定
では、さっそくいってみましょう♪
CAに期待される能力
まずは、転職市場においてCAが期待される能力についてです。
大きく次の3つではないかと思います。
- 接遇力(おもてなし力)
- コミュニケーション能力
- マルチタスク力
面接の際は、この3つをなるべく具体例を交えながら、伝えましょう。
転職市場におけるCAの懸念点とアピール法
続いては、反対に、転職市場において、採用担当者がCAを採用するにあたり抱く懸念点についてお伝えしていきたいと思います。
ここ、実はとっても重要です!
なぜなら、懸念ポイントを知っておくことによって、対策法が見えてきて、その懸念部分を適切に言葉や行動で補うことができるからです。
では、さっそく見てきましょう♪
プライドが高そう
これが、一番の懸念点です。
実際CAの世界にいた時は、女社会という文化の特性かもしれませんが、謙虚で人当たりの良い方が多いと感じましたが、、、
やはり、外の世界に出ると、「私はCAよ」というプライドの高さを感じさせてしまう人も多いのかもしれませんね。
ブランド好き・合コンばっかりして人を見定めていそうなど、なんとなく高飛車なイメージも無くはないのかも。。。(笑)
(筆者は、6回しか行ったことがありません。)
そういうイメージが、転職において、特に異業種に未経験で入り、これから教育していかなければならないという状況においては、ネックになることもあるようです。
そのため、「素直さ」そして、今までの経験を捨てて(生かすけれど!)、1から挑戦したいというような謙虚な心意気を意識的に伝えることが非常に重要です。
話し方が丁寧すぎる→人柄が見えづらい
「すみません」ではなく「申し訳ございません」ですよね。
訓練所時代・そしてラインアウトしてからも徹底的に教わった言葉遣い、そして日々の業務の中で身についた丁寧に・やんわり・ふんわり話す話し方
これが、一緒に働く仲間を探す面接という場においては、丁寧すぎて、人間味が感じられない→一緒に働きたい!とは感じないという要因になり得るようです。
特に一次面接は、現場の社員や採用担当者など、年齢が近い方が担当することが多いです。
その場合、丁寧すぎる話し方だと、「何だコイツ、いけ好かないなぁ」と本能的に感じさせてしまうことも。
だから、機内でお客様とお話するような話し方まんまはNGです!
おすすめは、はじめは丁寧に、そして面接が進む中で、面接官の方の人柄をみながら、意識的に砕けた(砕けすぎたでも◎)表現を使っていくことです。そうかと思ったら、丁寧な言葉遣いに戻す。このバランスが絶妙なんです♪
- いやー、ぶっちゃけ苦手ですねぇ
- ぼちぼちです
- なるほどっ!
こういう表現も、ここぞという時に出すと、場が和んで、いい感じになります。
自己紹介や志望動機などの部分で、丁寧な言葉遣いができていれば、その後は、例えばあなたのパーソナリティを聞いてくるような質問においては、砕けた言葉遣い・表現・内容を2つ、3つ意識して入れていきましょう。
人と友達になる時って、親近感が湧いた時じゃないですか?
面接も結局、この人を仲間に入れたい!一緒に働きたい!と思わせることが大切なので、本質は変わりません。
「あ~わかる!」「うんうん、そうそう!」(心の声)
親近感が湧く時って、その人が繕って良い面だけをみせている時ではなくて、緊張していたり、困ったり、何かに苦労したり、そういう素の部分の「弱さ・人間味」に触れた時だと思うんですよね。
それを意識して臨むだけでも、だいぶ違って来ると思います。
ビジネススキルが無い
次は、ビジネススキルの無さです。特に接客主軸ではなく、営業職や事務職などに転職を考えている場合にネックとなってくる部分です。
具体的にはビジネスメールやOffice(Word・Excel・Powerpoint)、Google spred sheetなどの使用方法でしょう。
といっても、事務職や営業職においては、それほど高度な技術を要求される訳ではありません。
ですが、客室乗務員の仕事は専門性が非常に強いため、その他の一般的な企業に入社した際、あたりまえが通用しなかったりすることも珍しくありません。
面接時に重要なことは、
これらのスキルが必要(な可能性がある)と認識している
→そしてそれが自分に足りていないことを自覚している
→そのためそのスキルを今後つけていくつもりであるorそのスキルをつけるために何らかの行動を起こしている(勉強中である)
そういう部分をしっかりと伝えていくことです。
面接官も、仕事なので、会社で働くにあたって何か懸念点になるような要素があった場合、例えその人の人柄が良かったとしても、リスクヘッジという観点から、面接を通してあげられないという部分もあるようです。
だからこそ、その懸念点に対し、受け身ではなく、自ら進んで対策法を提示する姿勢はとてもプラスになります。
数字を追った経験が無い
これは、特に営業職で面接を受ける際に、必ず懸念点になってくる部分です。
客室乗務員の仕事はホスピタリティを全面に押し出す仕事です。安全を第一に考えて判断すれば、あとはお客様の幸せを第一に考えて行動すればいい。
ですが、営業職となると、何かを売ると言う行為でお客様を幸せにするとう考え方は同じでも、同時に数字を追っていくという側面は避けて通れません。
実際、私も「数字を追うことはできますか?」この質問は営業職の面接時にはどこかのタイミングで必ず聞かれましたし、また、不採用となる場合の理由も圧倒的No.1 でした。
数字を追うという言葉には、具体的には2つの意味があるように思います。
- 売上の数値目標を意識していく環境のプレッシャーに耐えられるのか
- 営業するにあたり必要な数値分析はできそうか(数字が極端に苦手ではないか)
この部分の答え方ですが、まず、全く数字を追った経験が無い訳ではありませんよ(。・・。)という部分で、機内販売での経験や工夫についてお話してみても良いでしょう。
そのうえで、しかし、数字によって評価が決まるようなものはなく、個人に数字が課されている訳ではないので、その部分は根拠を持って出来るとはお答えできない
ということを伝えましょう。
そのうえで
- プレッシャーには強い+打たれ強い(様子をみて必要なら具体例)
- 仕事上で数字を分析した経験は無いが、数字に苦手意識は無い(あれば数字を分析した具体例)
というようにお話していくのがいいのかなと思います。
CAから異業種へ転職する際に準備するといいもの
ここまで、CAならではの面接時の注意点についてお伝えしてきましたが、
今度は、面接時ならびに実際に入社した時の為にやっておくべきことをご紹介します。
業種にもよりますが、面接時にパソコンの技能レベルについて問われたら、
現在の業務では使用しませんが、ブラインドタッチは可能で、Office(Word Excel パワポ)はある程度使えます。
くらいに言えると良いと思うので、その為の項目です♪(というかまんまそれです。)
ブラインドタッチ
これはすべてのデスクワークに通ずるものです。
実際、新卒で入社してデスクワークを行ってきた方々にとっては、ブラインドタッチは出来て当たり前のスキルらしいです。
まあ、デスクワークはパソコンを使う仕事が多いので、タイピングの速さは、そのまま仕事の速さに直結してくる部分ですもんね。
ブラインドタッチを習得し、タイピングのスピードを上げる方法は以下の手順です。
- まずは、タイピングの正しい指遣いを覚える
- なるべくキーボードを見ないで打つ訓練
- スピードを意識
ちなみに筆者おすすめのサイトです↓
https://typing.twi1.me/game/75888
http://typingx0.net/sushida/
パソコンを触る(何か制作物を作成)
これは、本当に筆者が痛感したことです。
客室乗務員時代は、仕事上でパソコンを触る機会がないですよね。でも、大学時代パワポやwordなど使っていたし、大丈夫だろと思う方もいるかもしれません。
筆者もそう思っていました。でも、、、実際はそんなに甘くはありませんでした(笑)
余談ですが、筆者はCAからWeb広告制作会社というバリバリパソコンを使う、というかパソコンしか使わない会社に入ってしまうという血迷った選択をし(周囲の反対を押し切り)、
+(プラス)異常に不器用で、初めてのツールに慣れていくのに時間がかるタイプだったこともあり、結構ハードな毎日をすごしました。
- パワポのサイズってどうやって変えるの?
- エクセルの関数ってどうやってはるの?
- お気に入り登録とその整理の仕方は?
- ZIP化って何?
- パワポのレイヤーって何?
1つ1つ簡単なことですし、調べればわかることなんですが、あれどうだっけ?と1つ1つを調べて解決していくと以外と時間がかかってしまい、作業が遅いと言われてしまうことも。
なので、学生時代の経験を過信せず、しっかりとパソコンに触れておくことをおすすめします。
パソコンに触れると言っても、目的がないと、なぁなぁだらだらになってしまうので、次の会社・業界で必要と思われるアウトプットを日常生活の何かと紐付けて作成してみるといいと思います。
例えば、会社のテレワークの成果物としてパワポを使って何か資料を作ってみるとか(図とか表とか入れちゃって)、エクセルやスプシで日常生活のTo Doリストを作ってみるとか、そんな感じでやってみるといいでしょう♪
資格を取る
もし余力がある、または何か目標がないと頑張れないという方は、資格の習得をおすすすめします。
以下がおすすめの資格です↓
- WordやExcelのスキルをはかる ・・・MOS
- 文書作成や表やグラフの作成、プレゼン資料作成 ・・・日商PC2級
- 経理の知識をはかる ・・・日商簿記2級
- ビジネスマナーや文書作成スキルをはかる ・・・秘書検定準1級
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