20代のうちにやっておくべきことって何だろう?
誰しも一度は考えますよね。
筆者自身も20代後半。あと数年で終わるこの20代に何をすればいいのか、日々考えています。
「20代」とタイトルにある本を片っ端から読み漁ったり、
ネットで「20代のうちにやるべきこと」と検索してみたり、、、。
今回は、そんな筆者がたどりついた「20代のうちにやるべきこと」について、まとめてみました。
20代ってどんな時代?
20代のうちにやっておくべきことに入る前に、まずは20代がどんな時代なのかを考えてみましょう。
20代を語る上での最大の特徴は、「若さがあって身軽で自由」ということです。
- 心身ともにタフさがあるから多少の無茶ができて、これだ!ってものに多くの時間を注げる
- 家族や役職など背負うものがない(パターンが多い)からこそ、自分だけの人生を生きられるし、だから失敗が許されて、挑戦しやすい
そんな時間ではないでしょうか。
では次に、実際に20代を走り抜けた先輩方の意見を見てみましょう。
30代以上の先輩方に聞いた”20代の後悔”
今回は、PRTIMESが2022年1月に行った「20代後悔ランキング」の調査結果を参考にさせていただきます。
30代~40代の方に聞いた「20代のうちにやっておくべきだったと後悔していること」の調査では、1位が「投資」で34%、2位が「資格取得」で32%、3位が「旅行」で29%。ついで4位が「勉強」で28%、5位が「人生設計」で27%となっています。
参考文献:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000070676.html
調査対象:対象者:30〜49歳
人数:348人(男性166人、女性182人)
平均年齢:39.6歳
この結果からわかることは、30代以降になって振り返った時、
やはり20代は人生における「種まきの時代」「自由で身軽な時間」と捉えられることです。
「投資」→資産(不労所得)を増やす準備
「資格取得」「勉強」「人生設計」→今後の人生(職業)の準備・計画
「旅行」→自由
つまり、20代にやっておくべきことは、
①今後の人生の可能性を広げるための行動
②身軽さを生かして色んな場所に行く(経験する)
ということなのでしょう。
①に関しては、何かを得る!成し遂げる!ということではなく、その基盤づくりというニュアンスであるのがミソなのかなぁと思います。
では、これらを踏まえて、“20代のうちにやっておくべきこと5選”に突入します。
20代のうちにやっておくべきこと
いろんな場所に行く(旅行)
まずは、旅です。国内・海外色々な場所に行くべきだと思います。
筆者はファーストキャリアがCAだったこともあり、ありがたいことに多い時で月に4~5カ国、そして国内も4~5地域を訪れていた時代もありました。
今振り返ると、やはりよその土地を訪れるっていいなぁとしみじみ思います。
あの未知なる土地を開拓するワクワク感と、人やモノ、文化、食べ物、言葉など沢山の初めての出会いの中で生まれる小さな発見や決意みたいなものは、やっぱり特別です。
正直、パリに行ったからって、ニューヨークに行ったからって、帰国した自分はほとんど変わっていないのだけど、
シャンゼリゼ通りを歩いた時の気持ち、タイムズスクエアの前で立ち止まった時の気持ちは、色鮮やかに心の中に刻まれ、いつかふとしたタイミングで原動力や行動のきっかけになるような気がします。
20代という、自分1人の判断でどこへでも行けてしまう自由な時に、沢山の旅をすることで、心の中に多くの可能性の種を植え付けましょう。
遊び
遊びって、、、なんなのでしょう。旅行、趣味、飲み会、BBQ、合コン、サークルの合宿、友達や恋人と遊ぶこと、、、などでしょうか?
大学のサークルのOB会で、社会人の先輩に「遊んだほうがいいよ」って言われたりしますよね。
私も例にもれず、その謎の言葉に背中を押され、そういういわゆる「あそび」を人並みに経験してきました。
結果、楽しかったです。ワクワクした瞬間も沢山あります。正直億劫だったこともありますが。今でも、あの時あんなことあったなぁって微笑ましく思い出すシーンが沢山あります。
「遊ぶことによってこう変わった!」というものは、正直はっきりとは言えないんですが、
「うん。なんだかんだ色々遊んできたなぁ」という自負、というか胸焼け感があります(笑)
この「胸焼け感」、実は重要なものだと思っています。
なぜなら、「自分を楽しませるために時間や労力を使った」という自負が、将来「誰かに与えられること」に喜びを見出すマインドにつながると思うからです。
将来とか家族とかじゃなくて、ただ自分が楽しむために時間を使うって、こんなに贅沢なことが当たり前のようにできる期間って人生でとても貴重です。
そして、同時に気づくんですよね。自分の楽しみとか快楽とか欲求のために多くの時間を使うって、最高!だけどなんか虚しい。それだけでは心の中にどうしても満たさされない部分がある、と。
遊びで心が完全には満たされないことを実感した時、人は自分が社会のため、大切な人のために何ができるのか考え始めます。人の役に立つこと、相手の幸せを願って力を尽くすことによって、心が満たされていくことに気づきはじめるのです。
そこから、自分の欲求以外に意識がいった人生が始まり、人として、社会人としてどうなりたいのか?自己実現の旅が始まります。
遊ぶことに興味があったらとことん遊び、楽しさや未来につながる胸焼け感、虚しさも同時に味わいましょう。
仕事における挑戦(そして数々の失敗)
次は、仕事における挑戦です。なんとなくお給料をもらうために無難にやるのではなく、自分のなりたい姿を想像し、目標をもって自分を磨いていくような経験です。
なぜかというと、20代は今後の人生の種まきの時期だからです。
今所属している企業(環境)で与えられた仕事を、まずは全力でやってみてください。
小さく縮こまるのではなく、その環境でできる最大の挑戦をしてみてください。
失敗を恐れず全力で挑戦し、やっぱり失敗し、反省し、試行錯誤し、再びチャレンジし、また失敗し、、、その繰り返しの中で、心や思考や能力がアップデートしていきます。
結果、自分はこの道を極めていきたいと思うかもしれないし、正直、この道ではないと気づくかもしれない。
それは、重要な気づきです。
自分自身の本当に得意なこと、好きなことと、人より苦手なこと、したくないことが見えてきて、今後自分が何者になりたいのかが徐々に見えてきます。
正直、自分のやりたいこと、向いていることを仕事にしている人間は無敵です。
形にならなくてもいい。綺麗にまとまらまくてもいい。
「まだどんな方向にも舵を切れる」「失うものが何もない」「自分のことに100%の時間を使うことができる」そんな20代の特権を最大限に利用し、できるだけ多くの挑戦を重ねましょう。
「今後の方向性を定め、その為のエネルギーを蓄える、基盤づくりの時期」それが20代という時間ですから。
自分の志に従った行動
あなたには憧れの人はいますか?
トークが上手いとか、仕事ができるとか、美しいとか、華があるとか、
そういうのって、その人が生まれ持った才能+自己研磨の賜物だと思います。
つまり、人から見てキラキラ見える人は、必ずその才能を開花させるための「志」のようなものが心の中にあります。
「楽そうだから」「みんながこうしてるから」、、、そういった感情に流されて日々を過ごすのは簡単ですが、その先には輝きはありません。
志とか信念とか美学とか、そういうものに従って行動することの積み重ねが、「キラキラ人材」を作るのだと思います。
「人に好かれたい」「憧れられたい」という他者の反応に重きを置くのではなく、「自分はこうなりたい!」「こうありたい!」という自分の中の理想像に向かって、志をもって行動し続けることが大切なのです。
読書をする
あらゆる良書を読むことは、過去数世紀の最高の人々と会話するようなものだ。
デカルト(フランスの哲学者)
本とは、何かを成し遂げた人・誰かに認められた人の叡智の結晶です。
人は経験によって多くを学ぶけれど、一人の人間が経験できることには限界があります。
だからこそ、本によって偉大な先輩方が重ねてきた経験にふれることは、
22時にスーパーに行った時のお刺身くらいお得です。
読書を習慣化している人の人生は、濃く深いものになるでしょう。
特に、無限の可能性を秘めた20代にとっては、読書の習慣はまさに翼です。