みなさん、こんにちは。元客室乗務員のあひるです。
今回は、CAになる為に必要なことについてゆる~くお伝えしていきたいと思います。
今回は筆者の出身、JALに特化したお話です。
CA志望のみなさん、こんな疑問、ありませんか?
- CAになる為に必要なことは?
- どんな部分を磨けばいいの?
- 面接時にことを伝えたらいいの?
実はこの疑問、私が客室乗務員を目指していた時に抱いていたものです。
今回は、実際に客室乗務員として働いた視点からお話していきたいと思います。
かつての自分のように、真剣にCAを目指している方々の力になれば嬉しいです!
CAになる為に必要な要素
CAになるために必要な要素は次の3つです。
- 感謝の心
- 素直さ・謙虚さ
- 感知力・気づく力
CAになるために必要な要素=CAとして働くために必要な要素ということになります。
つまり、この3つの要素を面接の中で表現することができれば、面接官はあなたと共に働くイメージを持つことができ、内定に近づくというわけです。
では、早速1つずつ見てみましょう。
感謝の心
1つ目は感謝の心です。
「感謝の心」は客室乗務員が根底にもつべき大切な素質です。
では、なぜ客室乗務員には「感謝の心」が重要なのでしょうか。
理由は次の2つだと思います。
- おもてなしの根底に必要な「利他の心」は「感謝の心」によって生まれるから
- 接客業において、相手の意見を「感謝の心」で受け入れることは、成長するうえでとても重要だから
ちなみにJALでは、JALフィロソフィーという社員全員が共通してもつべき価値観の中に「感謝の気持ちをもつ」という項目があります。
おもてなしの起源は「感謝の心」
「客室乗務員の仕事=おもてなし」のゴールは「お客様を幸せにすること」です。
つまり「相手の幸せを願う心=利他の心」が仕事の成功において必要不可欠となります。
この利他の心、「感謝の心」があるから湧いてくるものだと思います。
- 自分がCAとして働けていること
- お客様がJALの翼を選んでくれたこと
- 先輩や仲間が業務の中で助けてくれたこと
そういった1つ1つのことに感謝の気持ちを見出すことができる心から利他の精神が生まれ、それをお客様に表現するのがおもてなし、仲間に表現することで生まれるのがチームワーク、なのだと思います。
面接での「感謝の心」の魅せ方
では、この感謝の心、面接の際にはどのように表現するとよいのでしょうか。
感謝の気持ちで臨む
まずは、「感謝の気持ちをもって面接に臨む」ということを心がけてください。
「社員の方々の貴重な時間をいただいて面接ができている」そんな気持ちで面接に臨むことで、言葉遣いや振る舞い方が変わってくるかと思います。
面接時の最後の一言は、感謝の言葉で締めくくると良いと思います。
「気づきにくいありがとう」を拾い上げる
最近感謝の気持ちを感じたエピソードは?
この質問、JALの面接ではよく聞かれるかと思います。
この時のポイントは気づきにくい「ありがとう」を拾い上げるということです。
誰が聞いても感謝の気持ちが込み上げそうなエピソードを話すよりも、
気づきかれにくいような、埋もれてしまいそうな感謝のエピソードを話してみると、あなたの気づきの力がより伝わります。
素直さ・謙虚さ
2つ目は、素直さ・謙虚さです。
この2つの言葉、厳密には少し意味が違う意味かもしれませんが、CA受験において求めるキャラクターとして指すものは近しいので、今回はまとめてしまいました。
まずは素直さ。
素直には色んな意味があるかと思いますが、今回は「相手の意見を受け入れる柔軟性・裏表がない様子」というニュアンスで捉えてみてください。
そして謙虚さ。
これは、控え目でつつましい様というようなニュアンスです。
「素直さ・謙虚さ」は言い換えれば自分を磨く力であり、周りから好かれ、信頼され、成長するために重要な要素です。
素直さはどこの会社でに重要かもしれませんが、接客の世界においては特に重要です。
その理由は次の2つです。
- 数字で結果が出ない世界だからこそ、上司や先輩、そしてお客さまの声を真摯に受け止める姿勢が成長の大きな鍵となるから
- チームワークが重要な職場だから
ということで、まずは「素直に・謙虚に生きる」、これを日常生活から心がけましょう。
その人の素の性格は、表情や言葉の端々から滲み出ます。
「素直さ・謙虚さ」の面接での魅せ方
でもさ、そのうえで…
素直さ・謙虚さってどう表現すればいいの?
面接の中で「素直さを表現する」って、考えてみたらすごく難しいですよね。
そこで、次の2つを意識してみてください。
- 「できる」ではなく「心がけている」という表現を使う
- 「自分の本当の欠点+対処法」を話す
「できる」ではなく「心がけている」という表現
「私の強みは、相手の気持に寄り添うことができるところです!」
たしかにそうなのかもしれませんが…自分の口から言うと……う~ん。。。
特に、謙虚な人柄を重視するJALでは、少し強い表現のように感じます。
そこで、
「私は、相手の気持に寄り添うことを心がけています」
のように、
「できる」ではなく「心がけている」「大切にしている」という表現を使うと、謙虚な姿勢を崩さずに自分の思いを伝えることができます。
「自分の弱み+対処法」をさらけ出す
面接の場は、自分の強み・良いところのアピール合戦になりがちです。
面接だもん、当たり前ですよね。
では、こんな質問がきたら、どうしますか?
あなたの苦手なことを教えてください。
えっ、どうしよう。。。
ここでは、本当の弱みとそれを改善するために心がけていることを伝えてみてください。
間違っても、「それ、どう考えても長所じゃん」という内容を伝えてはいけません。
この質問、あなたの素直さや人としての可愛げを見ています。
人間は皆、欠点があります。それを隠そうとする方が「作り込んでる感」が出てしまいます。
「ふふっ」と笑ってしまうような、飾らない本音を言う受験生の方が、「素直でいいな」「可愛げがあるな」と好印象にうつり、自分の後輩にしたくなるのが、人間の性です。
感知力・気づく力
最後は感知力・気づく力です。
感知力とは、周りの様子を良く観察し、気づいたり感じとったりする力のことです。
これは、接客の仕事に直結する能力です。
「おもてなし=相手を幸せにすること」の第一歩は「気づくこと」だからです。
「感知力・気付き」を発揮したエピソードは、面接の中で様々な角度から聞かれるかと思いますのでそれはご準備を。
今回伝えたいのは、感知力・気づく力を振る舞い方を通して伝える方法です。
ここ、差かでるポイントです。
「感知力」を感じさせる振る舞い
「感知力」を感じさせるためには、相手の気持ち・状況を汲み取るということが大切です。
どういうことかと言うと…
- グループディスカッションでまだ発言してない人に話をふる
- 前の候補者の話が長い時、面接官の様子を見て、自分は簡潔に話す
- 「仰るとおりで…」など相手の話を受けた話の入り方をする
- 質問に対し「結論+理由」を簡潔に話し、面接官の反応を見ながら、話の長さを調整する
面接はつい準備したことをそのままきれいに話したい衝動に駆られがちですが、その場に合わせた柔軟性が実はすご~く大事です。
本当に伝えたいポイントだけ準備しておいて、あとは相手が何を求めているかを汲み取った対応をすることで、あなたのCAとしての適性を存分にアピールしていきましょう。
あなたの夢が叶うことを、心からお祈りしています!