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CAになる為にどんな資格をとればいいの?
キャビンアテンダント(CA)を目指す方にとって、どのような資格が必要か、または取得しておくと有利な資格は何かを知ることは、夢への第一歩です。
この記事では、CAになるために必要の資格や、採用試験でアピールポイントとなるおすすめの資格について詳しく解説します。
現役CAの視点からお伝えします!
CAになるために必須の資格は?

CAになるために必須とされる資格は、実はそれほど多くありません。
航空会社が求める基本的な条件は、身体的な健康状態や視力、身長などの基準を満たすこと、基本的な学歴(多くの場合、高卒以上)、そして英語力(TOEICなど)となります。
一般的な応募条件
- 学歴:多くの航空会社では短大卒以上(新卒採用の場合)または高卒以上(既卒採用の場合)が求められます。一部の外資系航空会社では学歴要件が異なる場合もあります。
- 視力:裸眼または矯正視力で1.0以上が求められることが一般的です(コンタクトレンズやメガネでの矯正可)。
- 健康状態:航空機内での勤務に耐えられる健康状態であること。航空身体検査に合格する必要があります。
- 身長:明確な基準は航空会社により異なりますが、機内の設備に手が届く身長(目安として158cm以上)が求められることが多いです。
- 語学力:特に外資系航空会社や国際線を多く運航する航空会社では、英語力(TOEIC600点以上など)が求められる場合が多いです。
これらの条件は航空会社によって異なるため、応募前に必ず募集要項を確認しましょう。
CA採用試験で必要な資格は”TOEIC”

TOEICはほとんどの航空会社で採用基準の1つとされており、CAを目指す際に1番に取得すべき資格となります。
JALやANAなどの日系航空会社では、TOEIC600点以上が目安とされることが多いですが、それ以上あればさらにアピール力が高まります。外資系航空会社では700点以上が求められる場合も。

時期によって要件が変更される可能性がある為、最新の募集要項を確認してください!
取得方法

TOEICは基本的に月に1~2回実施されています。
公式問題集や模擬試験を活用し、リスニングとリーディングのスキルをバランスよく鍛えましょう。スクールやオンライン学習を活用するのも効果的です。
TOEICは、とにかく早めに取り掛かりましょう!点数が足りなくて困っている受験生を何人も見てきました。
おすすめの参考書
参考までに、筆者おすすめの参考書をご紹介します。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ …
「金のフレーズ」は頻出単語をフレーズ単位で効率よく学べる単語帳です。見開きページが問題&答えになっていて、覚えられているか確認できるのがとても便利です。
中身はこんな感じ↓
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11
公式問題集は、問題が本番に近く、解説もわかりやすい流石の1冊です。
スマホやパソコンで音声がダウンロードできるのも、とても便利!
TOEICは入社後も昇格などに際し受験することになります。
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「TOEICの点数がなかなか上がらない」「もうあまり時間がない…」そんな方は、スクールやオンライン学習を利用して効率をあげるのも手段だと思います。
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CA採用試験でアピールになる推奨資格

次に、必須ではないものの、取得することで採用時にアピールとなる資格を以下に挙げます。これらは、ホスピタリティ、コミュニケーション力、専門性、そしてCAへの意欲・熱意をアピールするのに役立ちます。
必ずしも取得する必要はありません。TOEICと合わせて1~2つとっておけば、意欲のアピールに繋がるのではないかと思います。
サービス介助士

- 概要: 高齢者や障害のある方への「おもてなしの心」と「介助技術」を学ぶ資格。
- 理由: 機内でのお客様対応への素地をアピールできる。
- 準備のポイント: 自宅学習+オンライン講座+対面教習1日+検定試験と内容もりだくさん
高齢者や障害のある方への介助という、機内で生かせる実践的な知識・技術を学べます!
マナー&プロトコール検定

- 概要: 接客業に特化した資格で、CAのサービスマインドをアピール可能。
- 推奨レベル: 2級以上。
- 理由: 機内での乗客対応やクレーム対応に必要なスキルが証明できる。
- 準備のポイント: ホームページテキストを購入して学習
CA時代、年間の目標の1つに掲げ、受験している方もいました!
救命法資格(基礎講習・救急員養成講習)

- 概要: 心肺蘇生や応急処置のスキルを学ぶ資格。
- 理由: 機内での緊急事態(乗客の急病など)に対応する能力をアピールできる。
- 準備のポイント: 都道府県の講習会に参加し、心肺蘇生・AEDの使用法・けがや骨折の手当などの実技を学ぶ
1日~3日の実技講習で取得可能です!
中国語検定

- 概要: 中国語運用能力を問う試験。
- 理由: 中国線や中国人旅客との対応で非常に役立つ。
- 準備のポイント: テキストで筆記・リスニングの対策を行う。
中国語ができると、中国線では大活躍です。
手話技能検定

- 概要: 手話の言語としての理解力を確認する試験。
- 推奨レベル: 4級以上。
- 理由: 手話によって、聴覚障がいがある方のサポートができる。
- 準備のポイント: テキストで筆記・リスニング試験の対策を行う。
JALでは手話技能検定を持っているCAは手話バッチをつけて乗務します!
中身は、こんな感じ↓

筆者は『TOEIC700点』『救命法救急員』『マナー&プロトコール検定』を取得してCA受験に挑みました。
最後は”資格”より”人間力”が大切

今回は、社会の流れや航空業界の現状、入社後の実務などを踏まえて、CA受験の際におすすめの資格をご紹介しました。
ですが、CA受験の際に一番大切なのは”人間力”です。
特におもてなしを生業とする客室乗務員は”感謝の心””素直さ””謙虚さ””笑顔””感知力”などが重要です!
資格をとるのも大切ですが、ご自身の人間力やその表現の仕方を磨いていくことにも注力していきましょう。
