【現役CAが教える】客室乗務員になる為にとるべき資格【3選】
みなさん、こんにちは、CA(客室乗務員)のyです。
CAを目指す皆さん、こんな疑問はありませんか?
CAになる為に、何か資格を取りたいけど、どんな資格を取るべきなのかな?
今回は、そんな疑問にお答えします!
・CA受験の際、アピールになる資格がわかります
・実際にCAになって、生かせる資格がわかります
まず、始めにお伝えしたいのは、この資格をとるとCAになりやすい、と公式に発表されている資格はありません。(ただしTOEICは、会社によって、目安の点数を設けています。)
今回紹介する資格というのは、客室乗務員が感じる「航空会社がCAに求めている技能や知識が身につく資格」であり、「CAになった時、役に立つであろう資格」です。
つまり、CAになって生かせる知識や能力が身についている、またそれに向けて努力したという証明になるというわけです。
それでは、さっそくいってみましょう。
TOEIC(L&R)
まずは、おなじみTOEICです。CAは、外国人のお客様や仲間と、英語を使ってコミュニケーションをとります。ですからTOEICは、英語力の指標となるという面でまさに必須です。
多くの航空会社において、募集要項に目安となるスコアが記載されています。
日系やアジアの航空会社では、600点以上、さらに欧米の航空会社では、700~800点という感じですね。
TOEICは、日系の航空会社では、会社の制度として毎年受験するところもあります。さらに、TOEICのスコアは、昇級の目安の1つとして設けられているので、CAになった後も、役に立ちます。
まさに、CA目指すうえで、力を入れるべき資格No.1といえるでしょう。
ちなみに筆者が特におすすめの参考書が、この「金のフレーズ」です。
TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ 改訂版 出る単特急金のフレーズ [ TEX加藤 ]
中身はこんな感じです。↓
あとは平行して、何か解説付きの問題集を用意し、「問題を解く→答え合わせ→音読」を繰り返していけばいいと思います。
公式TOEIC Listening & Reading問題集(2) 音声CD2枚付
手話技能検定
2つ目は、手話技能検定です。突然ですが、質問です。
飛行機が揺れた時、また飛行機が遅れる時、その案内は、何で伝えられると思いますか?
それは、機内アナウンスです。
飛行機の中では、多くの情報が、耳から入ってきます。
つまり、耳の不自由な方は、その情報が遮断されるという点で、不便な思いや、不安な思いをされる可能性があるのです。
「【バリアフリー】=あらゆる障壁を取り除くこと」の観点から、すべてのお客様に旅を楽しんで頂けるように努めることが航空会社の目指すべき方向であり、今、実際に各航空会社が力を入れている部分でもあります。
ですから、手話は、面接時においても、入社後お客様をおもてなしする際も、とても役に立つ能力という訳です。
実際に、JALやANAでは、【手話技能検定に合格したCAは、手話バッチを着用して乗務する】という制度が導入されています。
そこでおすすめなのが、手話技能検定です。
まずは、4級、時間や、やる気がある方は3級を受けるといいでしょう。(4級、3級の並立受験も可能です)
受験する際は、公式テキストを準備しましょう。
手話技能検定公式テキスト(3・4級)改訂版 [ 手話技能検定協会 ]
中身は、こんな感じです↓
なぜ手話技能検定は、公式テキストが必須なの?
筆者は、「テキストに沿った学習をすると、本当に使える手話が身につかない」という謎の思考とけちの精神で、公式テキストを購入せず、YouTube内の動画だけで学習して受験した経験が3度ありますが、3度とも落ちてしまいました。
3級の受験料は5800円なので、筆者は17400円も無駄にしてしまった訳です。(゜_゜)
そして、4度目の正直で、公式テキストを使って学習したところ、やっと3級に合格することができました。
公式テキストには、試験範囲の単語が載っている
正直、そこがかなり大きかったです。
やはり、受験料も安い訳ではないので、公式テキストを使い、試験範囲に沿った学習(主に単語)をしつつ、YouTube内の動画や、NHK教育テレビの手話番組などを見て、生きた表現学んでいくのがいいでしょう。

中国語検定
最後は、中国語検定です。
中国線を乗務するとわかるのですが、中国人の中には、英語はお話にならず、中国語のみで会話なさるお客様が多いです。中国線は、コミュニケーションに苦労するというイメージが強い路線です。
考えてみれば、中国人の人口は約14億人。世界の人口が約76億人ですから(2021年現在)、世界の5~6人に1人が中国人という訳です。
観光に関わるものとして、中国語に力を入れることは、もはや不可避なのかもしれません。
その状況を理解し、少しでも中国語を学んできたということは、CAになるうえで、大きなアピールポイントの1つになるでしょう。
合格奪取!中国語検定準4級トレーニングブック改訂版 CD2枚付 [ 戴暁旬 ]
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は、社会の流れや航空業界の現状、入社後の実務などを踏まえて、特におすすめの資格を3つをお伝えしました。
他にも、マナー&プロトコール検定や、サービス介助士、救急救命士講習、ワイン検定など、エントリーシートに書くと、資格欄が華やぐような資格も多数ありますので、余力があればぜひ。