【CAのセカンドキャリア】CAから未経験の異業種への転職は難しいの?
みなさん、こんにちは。
今回は、CAから異業種への転職をテーマにお話していきたいと思います。
この記事を読むと次のようなことがわかります。
- CAから異業種への転職事情(年齢制限含め)
- CAが転職市場でアピールしやすい強み
- CAから転職しやすい職種
まず、どんな人間がこの記事を書いているんだよ?と思う方の為に、参考までに以下が筆者のこれまでの歩みです↓
2021年7月 国内大手航空会社 退社
2021年8月 Web広告制作会社 入社
2021年10月 Web広告制作会社 退社
2021年1月 人材紹介会社 入社予定
つまり、国内大手航空会社から、CAで培った経験を活かし、Web広告制作会社(アカウントプランナー)、人材紹介会社(営業職toB toC)と2回転職活動を行っています。
2回の転職で頂いた内定の合計は5社です。
沢山受けて、沢山落ち、たまにうまくいく、そんな繰り返しの中で、転職活動や面接のこつがわかってきたので、その経験からお伝えできればと思います。
CAから未経験の職種への転職は難しい?~何歳まで可能なの?~
「CAは潰しが効かない」そんな風に言われることが多いですが、これは事実なのでしょうか?
答えは、事実であり、必ずしも事実ではない
筆者はそう考えています。
具体的には、接客主軸の職種に転職するのなら、その最たる職業の1つとも言える客室乗務員として多くの経験を重ねてきた方は、接客のプロとして、必ずしも年齢が不利に働くということはなく、そこで積み重ねた経験の深さというものが、評価される場合も多いでしょう。
一方で、接客以外のスキルの比重が多いビジネスサイド※1に行くとなると、ポテンシャル採用※2となるので、それはなるべく若いうち(20代半ば~30台前半まで)が望ましいのかなと思います。
※1…秘書、カスタマーサクセス、人事、広報、営業etc
※2…その人の現在の能力に加えて、潜在能力も重視し、その後の成長の可能性を期待して行う採用
では、実際に転職する際に、客室乗務員がアピールできるの能力とは具体的に何なのでしょうか?
さっそく見ていきましょう♪
CAの経験からアピールできる能力
接遇力(おもてなし力)
これは、お客様の幸せのために働くCAという職業において、最も鍛えられる能力と言えるでしょう。
機内で、老若男女問わず様々なお客様一人ひとりに寄り添ったおもてなしを行ってきた経験、
そして特にビジネスクラス・ファーストクラスなどで、企業での役職や社会的地位がある方に、しかも国籍問わずおもてなしをしてきたという経験は、どこでも通用する高い接遇スキルのアピールになります。
そのうえで、より面接官に響くようにアピールする際のポイントは
- 定量的に
- 具体的に
この2点を意識することです。具体的には、次のような詳細を伝えてみるといいでしょう。
老若男女様々な方に寄り添ったおもてなしに努めて参りました。
→+例えばA350という大型の飛行機で普通席を担当し千歳を往復する際は、1日に600人のお客様を担当させて頂きました。
お客様ひとりひとりにより沿ったおもてなしをして参りました。
→+例えば、事前に情報があるような対応が難しいお客様でしたら、席につかれたらすぐご挨拶をした方がいいのか、または客室の責任者をお呼びし、共にご挨拶した方がいいのか、身の回りのご準備が終わるのをお待ちしてからアプローチした方がいいか、、、その方がどんな接客を好むのか、歩き方や仕草、表情、荷物の置き方など色々な部分から、汲み取り、アプローチ方法を工夫して参りました。
この2点が重要な理由、それは、私たち客室乗務員は、ものごとを相手が聞きやすいのように抽象的に・ふんわり・やんわりお話することに慣れてしまっているからです。
その話し方は、実は、、、
- 客観的・論理的でない
- ホスピタリティに寄りすぎていてビジネスサイドで働けるのか不安
- やんわりし過ぎてあまり入社への熱意が感じられない
- 素の人柄が伝わりにくい
などのマイナスな評価を得てしまう原因にもなるんです。。。
そのため、数字・業務上の工夫・行動の意図などを具体性を意識して話すことで、特にビジネスサイドでも活躍出来るイメージを面接官に与えることができます。
コミュニケーション能力
これは、先程の接遇スキルの1要素にもなるかもしれませんが、その対象が仲間にも向いている点が、接遇スキルと異なる部分でしょう。
CAというと、どうしても、プライド高そう、とっつきにくそう、素直じゃなさそうと思われてしまい、それが、特に未経験の業種に就く際には、指導しにくそうというような印象を与えてしまい、採用のネックになってしまうこともあるようです。
それを払拭させる為にも、客室乗務員の仕事の特性でもある、初めましてのメンバーとチームワークを大切にして毎フライトを作り上げてきたお話をすることは、共に働く際に同僚たちと良好な関係を築けるだろうと予想させ、良いイメージにつながるでしょう。
マルチタスク能力
これは、おもにポテンシャル採用において、面接官に響く要素となるでしょう。
CAの仕事と聞いて、お客様がイメージする一番大きな部分が、機内でお食事やお飲み物を提供している部分でしょう。
採用という側面でみると、ホスピタリティーがあるのはわかるけれど、実際に営業や事務なのどで、数字を追ったり、パソコンを使って事務作業をする事ができるのか、イメージが沸かないと思われてしまうこともあるようです。
そこで、例えば中国線など短い路線で、機内サービスをして、機内販売をして、入国書類の配布・ご案内して、という限られた時間の中で、様々な業務を優先順位をつけて取り組んでいるお話をすることは、オフィスでもテキパキと様々な業務を優先をつけて働けるようなイメージを持ってもらえるという点で、非常に効果的だと思います。
CAから転職しやすい職種
では、次にこれらの
について、ご紹介していきたいと思います。
これは大きく分けて、接遇スキル重視編とポテンシャル採用編に二分されます。
CAから転職しやすい職種(接遇スキル重視編)
まずは、接遇スキルを最重視する職種です。
こちらは、パソコンなどのスキルが不要な訳ではないけれど、接遇スキルの重要度が高いというものです。
- マナー講師(スクール講師)
- レセプション(受付)
- コンシェルジュ(ホテル)
- 販売員
CAから転職しやすい職種(ポテンシャル採用編)
続いてはポテンシャル採用編です。
こちらは、CAで培った能力を活かしつつ、それ以外の能力も重要となってくるものです。
話し方や受け答えの内容、表情や立ち居振る舞いなど様々な要素を通して、「この人は未経験だが、きっとウチでも活躍できるだろう!」そういう成長の可能性を感じさせることが重要になってくるものです。
- 営業
- 広報
- 人事
- カスタマーサクセス
- 秘書
営業職ってガツガツものを売るんでしょ?
カスタマーサクセスって、コールセンターみたいな感じでしょ?
いえ、実は違うんです。
筆者もそうでしたが、CAは業務が機内で完結するため、仕事上で他業界・他業種の方と関わる機会があまりなく、結果、世の中の流れや他の仕事に関する情報が入ってこず、視野が狭くなりやすいと思います。
CAの世界がすべて
無意識にそう思いやすい環境だと思います。
今、転職を迷っている方も、反対にCAを続けたいんだけど本当にそれでいいのか判断したいあなたも、
転職サイトに登録し、エージェントの方とお話し、自身の可能性や他のどんな職種はあるのかお話を聞くことによって、自分にとって最良の選択ができるんじゃないかと思います。
(転職なら【DODA】無料相談実施中)私自身、転職サイトに登録してみて、最初に受けた無料の面談で言われたのが
転職活動をしてみて、やっぱりCAがいいと思ったら、それもいいと思います。
という言葉でした♪