CA・フライト

CAを辞めたい?転職して気づいた客室乗務員のメリット・デメリットについて

飛行機

みなさんこんにちは。

今回は、2021年に国内大手航空会社から異業種(Web業界・アカウントプランナー)に転職した筆者が、CAの世界を外から客観的に見て感じたCAという仕事のメリット・デメリットについてお話したいと思います。

CAを続けようか・辞めようか迷っているあなたの参考に少しでもなれば幸いです(*^^*)

まず、結論から言うと、

  • 筆者はCAになってよかったと心から思っています。そして、CAを辞めてよかったとも思っています。
  • 加えて、CAは魅力的な仕事ですし、航空会社はいい会社だと思っています。

では、さっそく、CAという仕事の具体的なメリット・デメリット、さらには辞めた場合のメリットについてお伝えしていきたいと思います。

CAのメリット

まずは、メリットから見ていきましょう!

福利厚生(特に航空券)がすごい!

筆者はCAを辞めるとき、旅行に行くなら仕事ではなくプライベートで行こう!そう思っており、今もその気持ちは変わっていません。

だから、仕事で日本中や海外に行けないことに関して未練を感じたことは一度もありません。

ですが、社員の福利厚生の1つである、無料で飛行機に乗れる制度(回数制限あり)はとてもありがたかったなぁと思っています。

航空券って高いんですよねぇ。

会社によって規定は違いますが、自分だけでなく、家族の航空券も無料or安くできるというアドバンテージはやはり大きなものだったなぁと感じます。

あとは、健康診断が年に2回あり、婦人科系の検診もしっかりとやってくれるところも、ありがたかったなぁと思います。

飛行機の翼

比較的自由な時間がある

CAは本当に体力的にキツイ仕事だとは心から思いますが、実際に転職してみると、自分で自由に使える時間は多かったなぁと思います。

早パタだと、午後からの時間はフリーですし、ステイ先でも基本的に自由。だから、自分の趣味や勉強に時間を使いたい人には、恵まれた環境だと思います。

フライトは1本で完結するものですから、基本的に残業という概念もありませんしね。

しずく坊や
しずく坊や
もちろん、テレワークなどは面倒ですよね。。。

これが他の企業だと、仕事は夕方や夜中までで、しかも週5日なので、がっつり時間を取れる時というのが、基本的には週2回+祝日ということになります。

しかも、フライトのように1話完結型ではないので、結果、残業という概念が生まれます。

ですので、自分の趣味や将来のために何か資格を取りたいとお考えの方は、CA時代にとっておくことをおすすめします。

青空 ハート

比較的お給料がいい(実労働時間で考えると)

コロナ禍の中では、あまり思わない方もいるかもしれませんが、、、

CAは拘束時間(ステイ含む)は長いですが、実労働時間で考えると、比較的にお給料は高い気がします。

また、CAの仕事って、ミールサービス時は忙しくて火が出そうになりますが、その後は結構まったりする時間も多く、仕事に緩急がありますよね。

ですが、他の会社では(筆者の経験したWebマーケの会社では、、、)常に頭をフル回転して業務をこなしていって、その積み重ねが実労働時間になるといった雰囲気でした。

あひる
あひる
あれ、ぼけーっとする時間がないぞ。。。

頭フル回転気味で積み重ねた実労働時間と、忙しさに緩急のある実労働時間で考えたとき、CAのお給料は比較的いいんじゃないかなぁと個人的には思います。

もちろん、その分CAは、身だしなみやパッキングなど準備に時間がかかったり、毎回初めましてがある職場環境だったり、法律や規則が厳しかったりと、様々なプレッシャーがあるのも事実です。

そういう準備・ストレス・プレッシャー代というものも、お給料に含まれているのかもしれませんね。

灯台

CAのデメリット

続いてはデメリットについて見てみましょう。

不規則な勤務

「明日3時起きでタクシー配車かぁ」

「始発で成田に7時45分、ギリギリ間に合う」

早起きとか、出社場所が遠くて始発でギリギリとかって、なーんか嫌な気持ちになりますよねぇ。

前日からどこかソワソワして、落ち着かない。

結局出社してしまったら、大したことはないんですが、そういう小さなストレスを日々感じていたなぁと振り返ると思います。

他の企業に転職すると、毎朝同じ時間に起きれることへの安定感に、結構幸せを感じたりします。

女社会独特の人間関係

人間関係の難しさというのは、どこの企業でもあることですが、やはり外に出てみて思うのは、CAの世界の人間関係は、本当に特殊で、神経を使うものだったなあと。

その要因は、

  • 職場のほとんどが女性
  • 評価が定性評価のみ
  • 360度評価ではない
  • 社員番号が命の文化

こういう条件が重なることによって、和を重んじたり、感情論で物事が進みがちな為、人の感情に過度に敏感にならなければいけない状況が生まれてくるんじゃないかと思います。

しずく坊や
しずく坊や
もちろん、素敵な女性がたくさんいるよ。

ビジネススキルが身につかない

CAは接客のプロです。日々接客を極めていくことによって、接客のスペシャリストになれる可能性があります。それは素晴らしいことです。

ですが、接客ではなく、ビジネスサイドでキャリアを築いていきたくなった時、ビジネススキルの無さがネックになるのも事実です。

それは、CAの仕事内容が専門的で、身につくスキルに汎用性がないからです。

しずく坊や
しずく坊や
あくまで、ビジネスサイドに行きたくなった場合です。筆者はCAとして接客を極めた方に尊敬や憧れの念を抱いています。

ビジネススキルとは色々ありますが、基本的なものでいうと、ブラインドタッチやOffice等の使い方(Word/ Excel/パワポ/スプシ)などでしょうか?

また、CAのコミュニケーション能力が生かせるという点で、比較的転職しやすい職種の1つに営業職があるのですが、数字を追った経験を問われる事が多く、これが無いという点も、採用においてはネックになるポイントの1つです。

あひる
あひる
機内販売は、個人で数字を追う経験ではないからなぁ。でもマインドの面として話してみる価値はあり。

ビジネススキル・経験があると(特に営業職など)軸ずらし転職というものが可能になり、1つの会社にとどまらず、色んな会社そのスキルを応用することが出来ます。

CAの場合、それがしづらいという側面もたしかにあります。

パソコン

CAを辞めて転職するメリット

最後に、CAを辞めて転職した場合に得られるメリットについてご紹介します。

規則正しい生活がおくれる

転職する最大のメリットはずばり、規則正しい生活がおくれる点だと思います。

基本的に毎朝同じ時間に起きて、だいたい同じような時間に帰宅、そういう規則正しいリズムの中で生活できることって、結構幸せだったりします。

例えお仕事がめちゃめちゃ大変だったとしても、この規則的に生活することで生まれる安定感が、なんだかんだチャラにしてくれる感じがあります。

毎朝の出社時間が一緒だと、心に余裕ができて、ちょっと運動したり、勉強したり、身体に良いものを作って食べたり、、、そういう習慣を作りやすく、生活や人生を良くしようという気持ちに繋がりやすい気がします。

あひる
あひる
筆者も転職して最初のうちは、朝少しだけ早く起きて、お散歩して、スムージーやお弁当を作ってと、キャッキャしていました。最初のうちは。。

前職について興味をもたれる

「CA」という肩書は、実は辞めてからの方が有利に働くと思います。

「CA」という肩書は合コンではとびきり聞こえがいいですが、、、それ以外で役に立った経験って、実はそんなにないのではないでしょうか?

あひる
あひる
筆者だけですか…?

だって、会社ではみんなCAですし。

そう考えると、他の会社で「CAだった」という方が、興味を持ってもらえたり、話のたねになったりするのかも。

あひる
あひる
わぁ、話すことにないぞ~って時に救われます。

身だしなみを褒めてもらえる

CAの世界では、身だしなみは評価項目ですよね。そんな会社は他にはなかなかありません。

そのような特殊な環境の中で、職場での身だしなみの意識は自然と身につくもののようで、こんな筆者でも、たまーに褒めてもらったりします。

先程のお話と重なりますが、CAの世界では、みんな(?)身だしなみをしっかりとしているので、やって当たり前といったところですが、

他の会社に行くと、そんなに頑張らなくても、褒めて頂けたりして、「ありがたい。ラッキー♪」と思うことがあります。

あひる
あひる
自宅では基本しまむら&100均で身を固めている筆者は、特にホントCAになってよかったね(・_・;)の一例です。

コミュニケーション能力が生きる

これは、特に転職活動の面接において感じたことですが、コミュニケーション能力を面接で評価してもらえることが非常に多かったです。

もちろん、筆者は元来、コミュニケーション能力が高い方ではありません。(というか低め)

しずく坊や
しずく坊や
高校時代、陽キャのグループにいじられるのを恐れ、廊下の端に一団の姿が見えると、くるっと踵を返していたような、そんな学生時代です。

ですが、客室乗務員として4年間働く中で、初めて会った人と会話をしたり、雑談をしたり、時には冗談を交えたり、そういうセンスが自然と身につきました。

面接官と話す時は、CAの時とは違い「簡潔に・客観的に・論理的に・定量的に」などを意識しつつも、お客様とお話するような気持ちでお話していました。

特に、選考が進み、面接官の方の年齢や役職が上がってきた際に、ビジネスクラス・ファーストでの接客経験が生き、臆することなく自然体でお話することができこれはCAをやっていたおかげだなぁとしみじみ感じました。

転職の面接という色んな業種の方が集う場や新たな職場においては、CAとして接客の中で磨かれたコミュニケーション能力がさらに強みとみなされる訳です。

唇

CAを辞めたいかも、、、そんなあなたへ

CAは自分を磨き、他の職業では出来ない貴重な経験ができる素敵なお仕事だと思います。一方で、様々なストレスやプレッシャーがかかる環境であるなぁとも感じます。

もしあなたが、他の業界に興味があったり、職場環境にストレスを感じたり、毎日家に帰る生活に憧れているならば、

じっくりとその気持に向き合うべきです。

あひる
あひる
でも、決断を急ぎ過ぎてはいけません。辞めてしまったら、なかなか戻れる世界ではないので

そのうえで、そのもやもやを解消し、自分を楽にしてあげるためにできる行動を何か起こしてみるといいんじゃないかなと思います。

モヤモヤの中で行うべきことの、おすすめは以下2点です。

  1. とりあえず転職エージェントに登録し、エージェントさんとお話し(無料)、自分の可能性や市場での需要を知る転職なら【DODA】求人情報・転職支援会員募集
  2. 資格の勉強など転職に向けた準備をしてみる(SHElikes(シーライクス)|女性向けWEB系スクールの無料体験レッスン・申込)

上記のような行動をとったからと言って、必ずしも転職する必要はないと思います。

色々考えて、動いてみたけれど、やっぱり自分はCAが1番!そういう結論になったとすれば、それもハッピーエンドです(*^^*)

大切なのは、行動を起こすこと!

行動を起こした先に、失敗はあっても、後悔は絶対にありません♪

飛行機
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